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インプラントとは? メリット・デメリットを解説

歯の健康は、私たちの生活に欠かせない重要な要素です。しかし、歯の欠損や損傷は誰しも経験する可能性があります。かつては、欠損した歯を補う方法として入れ歯や入れ歯、ブリッジなどが一般的でしたが、現代の歯科治療では、より自然な見た目と機能を提供するインプラントが注目を集めています。

この記事では、インプラントの治療方法やその他の治療との違い、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。

歯科インプラントとは

インプラントの問診

歯科インプラントとは、失った歯の跡に人工歯と土台を植え込み、噛み合わせや見た目を回復させる治療法です。入れ歯やブリッジよりも噛み合わせや見た目が自然で、また長期的なメンテナンスがしやすいといったメリットがあります。一般的には「インプラント」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「歯科インプラント」といいます。インプラントの歴史は古く、さかのぼると紀元2〜3世紀の古代ローマで行われていましたが、現代に入ってから治療が普及したのは1980年代以降となります。

歯科インプラントは、インプラント(歯根部)、アバットメント(支台部)、人工歯の3つに分かれています。インプラント手術では、まず人工歯の土台となる歯根部をあごの骨に埋め込み、歯根部とあごの骨が結合するまで2ヶ月〜半年ほど期間をあけます。歯根部とあごの骨が安定したら、人工歯を取り付ける支台部を取り付けます。

インプラント・入れ歯・ブリッジの違い

インプラント、入れ歯、ブリッジは、欠損した歯を補う代表的な治療方法です。それぞれの治療法には特徴があり、患者様の状態や要望に応じて適切な選択が必要です。

1. インプラント
インプラントは、人工的な歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。あごの骨とインプラントがしっかりと結合するため、高い安定感があります。周囲の健康な歯を削る必要がないため、他の歯に負担をかけずに欠損歯を補うことができます。

2. 入れ歯
入れ歯は、欠損した歯の両側の歯にクラスプ(留め金)をかけて義歯を固定する部分入れ歯と、上下どちらかの歯をすべて補う総入れ歯の2種類があります。インプラントやブリッジよりも治療期間が短く、費用も比較的抑えられるメリットがある一方、噛む力が弱くなる、外れやすい、発音しにくいといったデメリットもあります。

3. ブリッジ
ブリッジは、欠損した歯の両側の歯を削って支点にし、橋のようにかぶせ物を固定して歯をつくる治療方法です。隣接する歯を利用して安定性を持たせるため、取り外しはできません。また、健康な歯を削って成形する点がデメリットです。

それぞれの治療方法のメリット・デメリットを理解して歯科医師との十分な相談を重ね、自分に合った治療を選択することが重要です。自分の歯の健康状態や予算なども考慮して適切な判断を行いましょう。

インプラントとその他の治療法の違い

より詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

詳しく知る

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット

1. 自然な噛み合わせ・自然な見た目が回復する
インプラントの一番のメリットは、自身の歯のような自然な噛み合わせを復元できる点です。入れ歯やブリッジだと力を入れて噛むことが難しいなど、ある程度の違和感が残ってしまいますが、インプラントはあごの骨に人口歯根を入れ込み固定するため、ほとんど違和感なく飲食を楽しんでいただけます。また、人工歯の色は周囲の歯に合わせて調整できるため、見た目も自然でバレにくい点も支持されています。

2. セルフケアが簡単
インプラントは、歯と同様にブラッシングやフロスでお手入れができるため、セルフケアが簡単な点もメリットの1つです。定期的にクリニックでメンテナンスを行う必要はありますが、日常生活では特別なケアを必要とせずに口腔衛生を維持できます。

3. 持続期間が長い
ブリッジの寿命は約7〜8年、入れ歯の寿命は約3〜5年ですが、インプラントは一度癒着したら半永久的に使用できる点もメリットと言えます。土台部分とあごの骨の癒着まで約2ヶ月〜半年待つ必要があるため、治療期間は他の治療方法よりも長くなってしまいますが、治療後は長く使用できます。

4. 健康な歯に負担がかからない
インプラントは、健康な歯に負担をかけずに治療可能です。ブリッジは欠損歯の隣の歯を土台にするため、健康な歯であっても削って成形する必要がありますが、インプラントは少ない負担で切り替えることができます。

インプラントのデメリット

1. 治療に時間がかかる
インプラントの土台部分が安定するまで時間がかかる点がデメリットと言えます。個人差はありますが、長い場合は約半年待つ必要があるため、すぐに治療したい方には他の治療方法が向いているかもしれません。しかし、治療後のメンテナンスやお手入れの負担が少ないため、治療を検討する際はどれが自身に適しているのかじっくり判断することが大切です。

2. 他の治療よりも費用が高い
インプラントを考えている方にとって一番の懸念点は費用と言っても過言ではないでしょう。インプラントは保険適応外のため、入れ歯やブリッジよりも負担額が高くなってしまいます。

まとめ

ご自身に適した治療を選ぶ際には、インプラントのメリットとデメリットを理解することが重要です。歯の状態や予算、治療期間などを考慮して、歯科医師とよく相談しましょう。インプラント治療は、健康で美しい笑顔を取り戻すための有力な選択肢であり、患者様の生活の質を向上させる治療方法です。

おのせ歯科中目黒では、歴史と実績のあるノーベルバイオケア社のインプラントのみを使用し、患者様が求める機能性、審美性にこだわった治療が可能です。また、グラフト(骨移植)や骨造成などの難しい症例でも、多数の実績をもとにご対応いたします。

カウンセリングからインプラント治療、治療後のメンテナンスまで、すべて完全個室で患者様一人ひとりに寄り添った治療を行います。お口の状態を他の方に知られたくない、落ち着いた環境で治療をしてほしいという方はぜひ一度ご相談ください。

監修医師

執筆者

おのせ歯科中目黒 院長
小野瀬 崇之

経歴

2012年 神奈川歯科大学卒業
2013年 神奈川歯科大学附属病院にて臨床研修修了
2013年 デンタルオフィス東京ベイ勤務
2013年
7月~
デンタルオフィス六本木東京院長就任
2018年 中目黒で「おのせ歯科中目黒」を開院

資格・所属学会

  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際インプラント学会
  • UCLAインプラントアソシエーションジャパン
  • ノーベルバイオケア Certificate取得
  • UCLA 4Day インプラントプログラム Certificate取得
  • Terna japan ヒアルロン酸、ボツリヌス Certificate取得
  • インビザライン Certificate取得